IOU = I owe you = あなたに貸しがある
IOUはゲートウェイが顧客から引き受けた預金に対して発行される借用証書である。(語源は英語のI owe you.)
ゲートウェイから顧客に発行されるIOUの残高は、基本的に顧客から引き受けた預金の残高に基づく。
リップルのユーザー同士は、ゲートウェイから発行されたIOUで支払いを行うことができる。この場合に必要なのは、IOUを保持するために支払いを行うユーザーが互いに共通のゲートウェイをトラストすることだけで、直接お互いをトラストする必要はない。
また、Gold Bullion Internationalが発行するXAUのように、IOUは通貨以外の資産の価値記録にも利用することができる。
IOUの発行手続き
- 発行元アカウントの作成
- 運用アカウントの作成、発行元アカウントをゲートウェイに追加
- 発行元アカウントから運用アカウントに送金
- 運用アカウントから売り出し開始
- IOU売り出しの告知
ちなみに、個人がこれだけアッサリとゲートウェイとなりIOUを発行できるということは。 その発行元の信頼性いかんでは、IOU購入には大きなリスクが伴うことになります。 実際、とあるIOUを購入した後そのゲートウェイが閉鎖し、保有しているIOUの価値がゼロになったことがあります。 発行する際も購入する際も、くれぐれも「信頼性」を強く意識するのが肝要だと思っています。
下記のブログ内によくまとまっていますのでさらに詳しく知りたい方はご覧になってください
Rippleで仮想通貨的IOUを発行してみる | Virtual Currency
まとめ
- IOUは、お金を相手に預けた時に相手から受け取る「借用書」
- 銀行にお金を預けた場合の通帳
- 本当に貸したお金を返してもらえるかどうかは、相手次第
- 誰でもRipple内仮想通貨ともいえるIOU(借用証書)を発行することできる