Ripple研究所

Rippleは金融の仕組みを本当に変えるか? -リップルの仕組みと用語の解説-

リップルとXRPに関するよくある誤解まとめ

リップルに関するよくある誤解

まず、リップルという言葉が使われる時には3つの側面がある。

1.法人としてのリップル

まず、法人としてのリップル。Ripple Labs, INC.という社名で社長はChris Larsen。

2.プロトコルとしてのリップル

次に、プロトコルとしてのリップル。プロトコルとしてのリップルは決済や送金の為の電子送金プロトコルである。ブロックチェーンを使用しない為、即時送金が可能。Ripple Labsが法定通貨等との交換を保障している。

3.仮想通貨としてのリップル(XPR)

最後に、仮想通貨としてのリップル(XPR)。
XRPは“ゲートウェイ”と呼ばれる業者を通して法定通貨やビットコインと交換することができ、リップルプロトコルで法定通貨を送付するときにXRPを消費する。

RippleとXRPは同じ?

上記に記載の通り、Rippleと言った場合には法人としてのリップル、プロトコルとしてのリップル、仮想通貨としてのリップル(XPR)がある。XRPと言った場合は仮想通貨を指す。

gtgox.com

Googleが出資している?

2014年にGoogle Venturesが出資している。

最近の資金調達に関するニュース

gtgox.com

Google Venturesによる出資

news.ripple-japan.com

 

XRPは廃止されるの?

gtgox.com

三菱東京UFJ銀行が導入する?

 日経に記事が出ているので参照の事。

www.nikkei.com

XRPはブロックチェーン関連技術なの?

中央集権ってどういうこと?暗号化してるの?

news.ripple-japan.com

分散台帳・分散システムであり、ブロックチェーンではない。が、ブロックチェーン関連技術といえばそうかもしれない。

誤解を招きやすい表現だが、関連技術が指す範囲が不明瞭なためなんとも言えない。極端な話、インターネットそのものやデータベース自体も関連技術には違いないため、このブログもブロックチェーン関連技術と言えそうな気もしてくる。この言葉が指し示す範囲に関しては注意して確認する必要がある。

少なくとも他の暗号通貨と違い、取引の安全性・堅牢性はシステムによってではなく、承認を持つ人の権限によるため、利用者が承認者を信頼できるかというところにかかってくる。

追記・訂正

注:)ブロックチェーンについて明確な定義があるわけではないので、各組織の取る立場や解釈によって変わりうることは予め断っておきます。

その上で、PoWや、管理者の有無はブロックチェーン技術を構成する必須要件ではないです。台帳の管理者が悪意を持って台帳を改ざんしないと信頼できる場合、PoWは必ずしも必要ではないと考えています。

もちろん、暗号通貨ではない点は注意が必要です。暗号通貨ではないので、当然マイニングという行為もありません。

XRPの価値は長期的に上昇していく?

筆者の考えは下記にまとめてあるが、今後の世界情勢や 新たなソリューション、Ripple社の方針などで変わってくるため現時点では正直なんとも言えない。

ただ、確実に上がるなど甘言を言って金を引き出そうとするXRPに関連付けたネットワークビジネスがそこかしこで立ち上がっているので、注意されたし。

news.ripple-japan.com

運営会社が破綻すると価値が0になる?

分散台帳・分散システムであるので、即座にシステムやデータそのもの自体が失われる危険性は低いと思われるが、運営主体を失ってしまえばRippleシステム自体が機能しなくなる可能性は高いため、XRPの使いどころがなくなってしまうことも考えらる。

news.ripple-japan.com

Rippleで国際送金が安くなる?

半額から1/3程度になると言われている

news.ripple-japan.com