Ripple研究所

Rippleは金融の仕組みを本当に変えるか? -リップルの仕組みと用語の解説-

Rippleの三つの特徴、ビットコインとの違い

Rippleの特徴

リップルの最大の特徴とは?他の仮想通貨とどう違う?

  1. ブリッジ機能

    「XRP」と呼ばれる通貨を使ったブリッジ機能

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  2. Gateway

    Gatewayによってあらゆる通貨(仮想通貨を含む)を預けられるWebウォレット

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  3. IOU

    IOUを利用した取引

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ビットコインとXRPの違い

1.送金速度

ビットコインは送金に数分から最大10分程度かかるが、リップルシステムの送金処理は通常3-6秒で終了する。これは両者の仕組みの違いによるものである。

ビットコインはデータの改竄を防ぐために非常にコストのかかる計算を行うことで、二重譲渡などを防いでいるが、リップルシステムはそれらの計算をせずに、システム内のvalidatorと呼ばれる承認者による認証で安全性を担保している。

2.コンセンサス・システムの違い

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ビットコインは仕事量を信頼に置き換えるPoW(Proof of Work)方式を採用している。
XRPは、銀行や金融機関など、信頼できる機関に取引を承認する権限を与えるため、厳格なプルーフは不要となっている。

3.ブリッジ通貨として機能する

他の通貨との交換のハブとなれる。
ただし、これはXRPの機能というよりは、リップルシステムの機能である。

4.リップル社が普及を推進している

ビットコインには運営主体がないため、特定の金融機関が取り扱いをするかどうか決めるかは金融機関の判断に委ねられるが、リップル社はXRP(というよりリップルのエコシステムなのだが)を強力に推進し、多くの金融機関と提携している。