Rippleの持つ取引プロトコルとしての大きな欠点
貸し手が借り手のカウンターパーティリスクを把握せずに与信枠を設定出来てしまう
かなり古い記事ではありますが、当時の状況を知る意味でも勉強になる内容が多いです。詳しくは元の記事を参照してください。
Bitcoinの改良版としてRippleも良く出来ているなと思います。 しかし、Rippleには取引プロトコルとして大きな欠点が1つあります。 それは貸し手が借り手のカウンターパーティリスクを把握せずに与信枠を設定出来てしまうことです。 全参加者が借り手の信用力を正しく計算して与信枠を設定していれば良いのですが、親しい友人や家族だということだけでその人の与信枠を設定してしまうと、結果的に信頼性の低いノードが各地に生まれてしまいます。 ノード間は貸し借りの関係で繋がっているため、あるノードが債務不履行になった時は、そのノードに与信枠を設定していたノードが債務を負います。そうすると、参加者の共倒れを生むリスクが高まります。
Rippleとビットコインとを比較する上で重要な2点
信用創造ができるというのがかなり面白いです。XRPに関しては実際に世界の銀行から注目も集まっているため、今後どうなっていくのか興味深いですね。
- 信用創造が出来る
- Bitcoin、ドル、円等どんな通貨でもRippleのネットワーク上で流通出来る
Ripple自体をBitcoin同様の暗号通貨ととらえると、「早く届くBitcoin」ですが、より重要なのは下記の2点です。(通貨として決済が早いというのは非常に重要であるということは置いておいて) ・信用創造が出来る(自分がネットワーク上で与信を与えて貰っていれば、現実にお金を入金することなく経済活動が行える) ・Bitcoin、ドル、円等どんな通貨でもRippleのネットワーク上で流通出来る。