Ripple研究所

Rippleは金融の仕組みを本当に変えるか? -リップルの仕組みと用語の解説-

XRPはブロックチェーン技術を使用していると言えるのか?(修正版)

申し訳ありません。誤解してました。

結論から申しますと、そもそもビットコインで採用している方式も、ブロックチェーンという仕組みの一形態であり、Rippleが採用している方式もブロックチェーンと呼んでも問題ないです。(ビットコインと全く同じ方式=ブロックチェーンではない)


ブロックチェーン技術には、Proof of Work(PoW)による取引のチェック機構が必須だと思い込んでいましたが、各ノードが悪意のある改ざんをしないと信頼できる場合 PoWは任意となります。

 

 追記:まとめました(2017/5/24)

news.ripple-japan.com

 

このブロックチェーンの仕組みに関しては誤った情報が多く、十分理解しているつもりでしたが、私自身も間違って認識していました。他の記事内にある記述も徐々に訂正していきます。

ただし、現時点での私の理解も十分であるとは言えず、勉強中ですので、今後また変わる可能性はあります・・・。内容に間違いがあった場合でもご容赦ください。もしお気付きの点がございましたらコメント等でお知らせいただけますと幸いです。

下記が詳しいです。

startupinnovators.jp

ブロックチェーンの仕組み(スライド)

日本IBMによるブロックチェーンの解説

www.slideshare.net

www-935.ibm.com

日本ブロックチェーン協会による定義

jba-web.jp

その他参考にしたサイト

bitcoin.peryaudo.org

blockchain-jp.com

www.nttdata.com

XRPは分散管理台帳システムを利用している

ただし、この分散管理台帳システムは、ハッシュ値の計算によって改竄を防ぐPoW(Proof of Work)は行っていない。そのため、悪意のあるノードによる改竄が容易い。その代わりValidatorと呼ばれる信頼した他者による取引の認証を行って取引が確かに執り行われたことを担保するシステムである。

暗号化技術の中核となるPoWがないため、ハッシュの計算にかかる時間が不要になり高速の送金を実現している。

XRPは分散管理台帳システムではあるが、ブロックチェーンを使用していないので暗号通貨ではないはずである。

ただの分散台帳管理であればバックアップや、master-slave構成のDBとの違いがないと思うのだが。

XRPは暗号通貨ではない

「仮想通貨」ではありますが、「暗号通貨」ではないと言えるとおもいます。

東京三菱UFJ銀行がリップルネットワークを使い国際送金を表明(修正版)

送金効率化へ世界連合

三菱東京UFJ銀行が仮想通貨を活用した国際送金サービスを始めるとの記事が出ています。

三菱東京UFJ銀行は2018年初から、仮想通貨の中核技術であるブロックチェーンを活用した次世代型の国際送金サービスを始める。

米バンクオブアメリカ・メリルリンチなど米欧豪の大手6行と連携。米ベンチャーのリップルが持つ技術を活用し、即時決済を可能とする。高止まりしていた手数料も引き下げる見通しだ。新技術を通じた世界連合で、銀行システムの利便性を高める。

XRPはブロックチェーンを利用した暗号通貨ではない(注:RippleのXRPもブロックチェーンです。失礼しました)

 

news.ripple-japan.com

 

RippleのGlobal Payments Steering Group(GPGS)に参加するお話のようです。

GPSGとは?

Global Payment Streering Group(GPGS)

ripple.com

 

news.ripple-japan.com

XRPは関係ない

このニュースの煽りでXRPが一時高騰したようですが、ブロックチェーン技術の応用だとハッシュ値の計算に数分から10分程度かかるため、リアルタイム送金はできないのでは・・・?

あと、XRPはブロックチェーンではないので、違うものを指している可能性が高い。

(XRPもビットコインとは別のコンセンサス・システムを利用しているだけでブロックチェーン技術にのっかってます)

http://www.bk.mufg.jp/news/news2017/pdf/news0331.pdf

三菱東京UFJ銀行が独自の仮想通貨を開発

独自のコインも開発しているようです。

それぞれ検討段階のようなので、ブロックチェーン技術も検証しつつ、独自通貨、Rippleネットワークへの加入などを模索しているという状況なのでしょうか?

 

分散管理台帳システムはブロックチェーンそのものなのか?

news.ripple-japan.com

 暗号化のためにハッシュ値を計算して他者による改竄を防ぐことができないrippleネットワークはブロックチェーンではない(よくある間違いです。信頼されたノード同士であればPoWが必要ないコンセンサス・システムを構築したとしてもブロックチェーン技術であることに相違はありません)

XRPはファンダメンタル的には無価値

Ripple社がXRPに投資することの価値について公式に声明を出している

doublehash.me

ripple labから公式声明もでている。

「多くの日本の会社が、XRPは短期的に魅力ある投資としてリップルを広告していることを耳にしますが、XRPはそういう物ではないことを Ripple Labs がアドバイス致します。」

なぜ無価値と言えるのか?

  • rippleはあくまで銀行システムの置換えであって、決済システムである
  • XRPというのはブリッジ通貨に過ぎない
  • ブリッジ通貨なので、銀行やカード会社はXRPを保持しない
  • XRPは長期ホールドする人がいない

XRPは、あくまで決済システムのなかのブリッジ通貨である。現実世界では、たとえば、タイバーツ建ての請求に対して、ブラジルレアルで払う場合。THB/BRLといった通貨ペアの交換は難しいので、BRL→USD→THBといったぐあいにUSDを通す。

同様に、rippleの世界では、BRL→XRP→THBという変換がなされる。XRPに対してそれぞれの通貨がレートを持っていれば、XRP経由で、どれとも交換できるということだ。これがブリッジ通貨の意味である。

たとえばrippleが広く金融決済に使われるようになっても、決済はそれぞれの通貨建てなので、銀行やカード会社はXRPを保持せず、必ず精算されて最後は通貨に変わるだろう。

XRPは決済システムのなかのブリッジ通貨なので、XRPの値段は実質的にはいくらでも良い。1円でも10円でもよい。XRPで送金するには、XRPを買った瞬間、他方では売るわけだから、最終的になにかの通貨に変換されて決済される。XRPを長期ホールドするひとがいないので、XRPの取引は、XRP価格にたいしてはニュートラルだ。

となると、このブリッジ通貨自体が値上って、キャピタルゲインを有むという気がしない。

XRPは(スパム防止のために)ネットワーク手数料として消費するという用途がありこれが唯一の実需だが、手数料があまりに低いため、ほとんど関係ない。

XRPはファンダメンタル的に言えば、ほとんど無価値である。

XRPの価値は長期的に上昇し続けるのか?

bitblt.jugem.jp

根拠1.Google Venturesが出資した

他のサイトなどでGoogleが出資したから将来性がある!と書いてあることがあるが、正確にはGoogle Venturesである。ちなみにGV(Google Ventures)がRippleに出資したのは2014年とのこと。

ちなみに2013年度は、GV(Google Ventures)は75件の新規投資を行っており、2014年度は282の企業に1.6億米ドル(約1600億円)のも運用を行っている。

資金も潤沢で様々なベンチャーへ活発に投資をしているため、Google Venturesが出資しているというのは、Rippleの将来性を図る上でそこまで好材料とは言えないだろう。

まあでも一つの指標にはなるかもしれない。

jp.techcrunch.com

thebridge.jp

根拠2.多くの金融機関と提携している

リップルシステムは多くの金融機関との提携を発表している。
ただし、まだ検討段階であったり、協議を始めた、導入に前向きというところまでの金融機関も多くあるため、実際にXRPを使用した国際送金ができるのはまだ先のようである。 

news.ripple-japan.com

 

提携を表明している主な金融機関

  • 三菱東京UFJ銀行

  • バンクオブアメリカ・メリルリンチ

  • スタンダードチャータード銀行(英国)

  • ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(英国)

  • サンタンデール(スペイン)

  • CIBC(カナダ)

  • ウエストパック銀行(豪)

送金効率化へ世界連合 三菱UFJ、米欧豪6行と来年 仮想通貨技術を活用 :日本経済新聞

三菱UFJ、新技術の海外送金を来年導入 手数料安く:朝日新聞デジタル

既存の銀行にとってリップルを導入するメリット

銀行はリップルのシステムに便乗することにより、システム開発の経費や、情報漏洩などセキュリティー確保のための投資を減らせる。これは大きなメリットである。

安価な手数料を武器にした金融系のベンチャー企業が相次ぎ立ち上がっており、三菱UFJは次世代の決済ネットワークで主導権を握るほうが、今後の経営には重要だと判断したようだ。

送金手数料が安くなる

顧客にとってのメリットは、海外送金の手数料が安くなることと、土日祝日、夜間などでもリアルタイムで入出金が可能となり、着金確認→発送などのビジネスサイクルを早めることができる。

今後も提携する金融機関は増えていく

国内大手の金融機関がリップルの採用に動き出したことで、他行も追随していく可能性が高い。将来的にはさらに多くの金融機関がリップルシステムを導入していくだろう。

ただし、これはXRPの価値に直接的な影響はない。あくまでRippleというシステムの価値の話である。

XRPはファンダメンタル的には無価値?

 XRPを始め多くの仮想通貨が近年凄まじい勢いで値上がりしている。
仮想通貨は一体なぜここまで値上がりをしているのだろうか?
仮想通貨の高騰は単なるバブルなのだろうか?

news.ripple-japan.com

 

仮想通貨バブルはいつか崩壊する?それとも本当に革命が起きつつある?

[2017年4月末から5月末のXRP/JPYのチャート]

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XRPの取引価格2017年3月中旬までは0.8円程度だった。ところが2017年5月にかけて急激に取引価格が上昇し、一時的に50円近くまで値を上げ50~60倍にまでなっている。
チャートを見てもらえば分かるように、現状、仮想通貨の取引は非常に加熱している。この相場で勝てる勇気のある人は買ってみてもいいだろう。(お勧めはしないが)

ただ、XRPを買おうにも現時点では買える取引所が少なく、買えても手数料の高い取引所が多い、売買システムそのものが不安定、の三重苦だ。
XRPの急激な値下がりのリスクも去ることながら、取引所のリスクも払拭できない。(もしも購入される場合は自己責任で)

blogos.com

新規の取引所も続々と増えてはいるが・・・

cryptopayments.info

Ripple社のプロダクトが銀行に採用されることは、XRPのデジタル資産としての成功には無関係・・・ではない??

リップル社の声明によれば

XRPの長期的価値は最終的にはクロスボーダー送金のメカニズムとして採用されることにより決まります。XRPはこのユースケースに非常に重要な性質を備えているものの、それは必ずしもRipple社のソフトウェアとの統合に依存するわけではありません。XRPはRipple社の成功に関わらず、独自に存在し繁栄することができます。いずれにせよ、Ripple社は、XRPが最終的には国際的な価値トランスファーにおける標準的なデジタル資産となるべく引き続き全力を尽くしていきます。

だが、リップル社が構築している仕組みは他の大手金融機関が真似できない類のものではない。今後類似のサービスが乱立して来ることも考えられる。

XRPに関する6つの迷信 (English translation follows) | Ripple

XRPを手に入れるためには?

1.World Community Gridに貢献する

www.ibm.com

ワールドコミュニティーグリッドは世界最大規模の非営利活動のプロジェクトです。 このプロジェクトに貢献することで貢献度合いに応じてXRPを受け取ることができます

貢献の仕方

PCやスマホなどデバイスの処理能力を差し出す

www.ibm.com

World Community Grid ソフトウェアをお持ちのPCにインストールして稼働させると、医療、エネルギー、栄養不良など、さまざまな人道的課題の解決に向けた最先端の研究に、皆さんが毎日使っているデバイスの処理能力で貢献することができます。

貢献できるプロジェクト

  1. エボラ出血熱
  2. 小児がん克服
  3. 低コスト太陽エネルギー・システムの実現
  4. マラリアと結核の新たな治療法
  5. 低コストな水ろ過技術の実現に向けた、カーボンナノチューブの量子特性分析

2.暗号通貨取引所で取引して取得する

メリット - 他の暗号通貨も買える

XRPを取引する安全で簡単な方法は、ビットコインやアルトコインの取引が行える暗号通貨取引所で売買する方法です。

基本的にはゲートウェイのウォレットを使うのと同じような感覚でXRPを購入できますが、暗号通貨の取引所のため他の暗号通貨の取引もできることが特徴です。
XRPだけではなく、ビットコインや他の暗号通貨も売買したいというユーザーにはこちらの方法がお勧めです。

デメリット - ビットコイン経由での取引になる、少し複雑

デメリットとしては、売買できる通貨の種類が多いために取引が複雑になることです。基本的に暗号通貨取引所では、XRPを含むビットコイン以外の暗号通貨を取引するには、先に取引所内の基軸通貨となるビットコインに両替する必要があります。
そのため、ビットコイン価格が下落した際には損失が出る可能性があるので注意が必要です。XRPが取引できる国内の取引所としては、 coincheckKraken が有名です。

The Leading Bitcoin and Cryptocurrency Exchange in Asia | Coincheck

Kraken | ビットコイン取引所 - プロフェッショナルな投資家のためのビットコイン取引所

3.ゲートウェイのウォレットで取引する

ウェブウォレットで簡単取引

XRPを取引する方法で最も簡単なのは、ゲートウェイが提供するウォレットを使って取引する方法です。 日本では Mr.Ripple が独自のウェブウォレットを提供しています。 ウェブウォレットは、Google Chrome などのウェブブラウザから該当のURLにアクセスするだけで使えるため、初心者にとっては一番簡単な方法だと言えます。

ハッキング対策を必ず行う!

一方で、他のウェブサービスと同様に、外部からの攻撃によりアカウントを乗っ取られてしまうリスクもあるため、最低でも二要素認証 (2FA)を設定するなどの対策が必要です。

XRPの売買をゲートウェイのウォレットで行い、購入したXRPを後ほど説明するデスクトップクライアントやコールドウォレットに入れて管理することも可能です。

Rippleの三つの特徴、ビットコインとの違い

Rippleの特徴

リップルの最大の特徴とは?他の仮想通貨とどう違う?

  1. ブリッジ機能

    「XRP」と呼ばれる通貨を使ったブリッジ機能

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  2. Gateway

    Gatewayによってあらゆる通貨(仮想通貨を含む)を預けられるWebウォレット

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  3. IOU

    IOUを利用した取引

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ビットコインとXRPの違い

1.送金速度

ビットコインは送金に数分から最大10分程度かかるが、リップルシステムの送金処理は通常3-6秒で終了する。これは両者の仕組みの違いによるものである。

ビットコインはデータの改竄を防ぐために非常にコストのかかる計算を行うことで、二重譲渡などを防いでいるが、リップルシステムはそれらの計算をせずに、システム内のvalidatorと呼ばれる承認者による認証で安全性を担保している。

2.コンセンサス・システムの違い

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ビットコインは仕事量を信頼に置き換えるPoW(Proof of Work)方式を採用している。
XRPは、銀行や金融機関など、信頼できる機関に取引を承認する権限を与えるため、厳格なプルーフは不要となっている。

3.ブリッジ通貨として機能する

他の通貨との交換のハブとなれる。
ただし、これはXRPの機能というよりは、リップルシステムの機能である。

4.リップル社が普及を推進している

ビットコインには運営主体がないため、特定の金融機関が取り扱いをするかどうか決めるかは金融機関の判断に委ねられるが、リップル社はXRP(というよりリップルのエコシステムなのだが)を強力に推進し、多くの金融機関と提携している。

XRPの一番のリスクは取引所

XRPの取引をやるならどこがいいか?

XRPには預ける会社の倒産リスクがある

 

BitCoinは取引所を介さずに個人間でやりとりができる

BitCoinは他人に預けず自分で所持することが可能(ハードウェアウォレット)

 

XRPはハードウェアウォレットが存在しない

XRPは取引所を介してしか所持できないため、どんな状況でも取引所に預けておく必要がある

 

news.ripple-japan.com

 

リップルの運営会社が倒産したらXRPはどうなる?

ビットコインは運営会社がないので倒産の心配がない?

XRPの前にビットコインについて考えて見ましょう。

ビットコインのような暗号通貨はノードが自由にネットワークに参加できる分散型管理システムなので、通貨を管理する中央銀行が存在しません。
ビットコインにおける新しい通貨の発行や、取引の詳細情報は、そのすべてがコンピューターネットワーク上に分散されて、 保存される仕組みです。(XRPも同じです)

この可視化された記録のおかげで、通貨の偽造や二重払いなどを防止することができます。すべての記録は残りますが、 その記録に個人情報は含まれません。

そのため、ビットコインが運営会社の倒産などで無価値になることはありません。
(世界中でインターネットが使えなくなれば無価値になるかもしれませんが・・・笑)

XRPはリップルラボという会社が中央管理している?

Ripple Consensus Ledger (RCL) が採用している分散型台帳技術では、コンピューターの計算による取引の承認を行うのではなく、 信頼できる一部の承認者(validator)による投票で承認が行われます。

この仕組みにより、 3~6秒という高速な取引承認を可能にしています。承認する人のリストはユニークノードリスト(UNL)と呼ばれており、 承認者のほとんどはRipple Inc.が管理しているサーバーです。よって中央集権的システムと見做すことができます

XRPも分散型台帳技術(ブロックチェーン)である

分散型台帳技術を使用しているため、リップルラボ株式会社が倒産しても、承認者(validator)は残るため、承認者(validator)が残っている間はそれらが処理を引き継ぐことになるので、XRPの価値が無価値になることは考えにくいでしょう。

ノードに参加できる組織はRipple inc.が選出した信頼できる銀行や金融機関なので、ビットコインよりも安全と見ることも出来ます。

非中央集権ネットワークへの移行

Rippleネットワークの普及に従ってRipple Inc.以外のValidatorの登場によって、将来的には非中央集権ネットワークになります。
Validatorが増えていくほど安全性が強化されていくと考えてよいでしょう。

XRPは将来廃止される可能性がある?

金融機関同士のボーダーレス即時送金が実現すればXRPの価値はゼロになります。
そうなればXRPは存在する必要性がなくなると考えている人もいるようです。
ただし、これに関してはリップル社が公式に否定しています。

結論

リップルの運営会社であるリップルラボ株式会社が倒産しても、分散型台帳ネットワークは残るので、すぐに無価値になることはない。

中央集権的ネットワークに近いとはいえ、デフォルトの危険性はないと言えると思います。

(とはいえ、当然のことながら取引価格には多大な影響が出るのでXRPの価格が暴落する可能性はあるでしょう)

Ripple XRPの取引所一覧

2016年10月現在

リップル円(XRP/JPY)を購入できる取引所は以下の3つです

※エクスチェンジ東京は2016年末にてリップルのゲートウェイとしての役割を終了しますので新規の口座解説はできません。

※デジタルゲートジャパンは6/29にてリップルトレードの個人ユーザーへの取引を停止することを発表しましたので今から口座開設はできません。

※2016年9月よりcoincheckにてリップルの取引が開始されました。

リップルネットワークで銀行はなくなるのか?

銀行はなくなる?

銀行の業務はリップル社が代替できる?

銀行業務の一部はリップルネットワークで簡略されるだろうが、信用創造の仕組みや、国の主権である通貨発行権をリップルという一私企業に任せるわけがない。

あくまでも送金手数料を安くできる程度のことである。

ただし、リップル社の運営するサーバーのコストがかかるため、それほど安くならないと考えている。
リップル社のページで確認できるがおよそ半分から1/3程度になるようだ。

 

ripple.com

結局、マーケットメーカーの存在は必要になる

JPYとUSDの取引を考える時、JPYを保有して売りたい取引先と、USDを保有して売りたい取引先を見つけてくる必要がある。

マーケットメーカーはリップル社がリップルシステムをいくら普及させようが、XRPが市場で価値が上がろうが必要になるため、銀行や証券会社の代わりを出来るわけではない。

銀行や証券会社が利用するインフラの一部として、金融機関に対するソリューションの提供という価値は発揮するだろうけども、代わりとして機能することは考えにくいと考えている。